チームワーク

チームワークとかざぐるま

チームワークが取れている組織にするためにはどうしたらいいのか、試行錯誤しています。書籍「マンガでやさしくわかる学習する組織」小田理一郎著 で自分なりにイメージできたことがありますので、書き留めておきます。

ピーター・センゲの「学習する組織」を読もうと思ったのですが、本を読むスピードが遅い私にとってはハードルが高かったので、「マンガ版」にしました。
結論は、私にとっては正解でした。それはなぜかというと、本の構成としては全体で5章であり、最初にマンガで実際にありそうなことをイメージさせて、その後結構な分量の文章で説明を加えていくので、書籍としても読みごたえがあるし、難しいことをイメージしながら読み進めることができ、自分の中でチームワークって、こういうことなのかなと整理することができました。

私が考えた現時点での企業におけるチームワークとは、

例えば工場においては、
多様な人が所属して仕事を行う組織には、複雑な問題が存在していて、それらを解決していく過程でチームワークが生まれる、もしくは強化される。
そして同時に、QCD(品質、コスト、納期)といった問題も徐々に好転してきて生産効率があがる工場になる。

ということだろうと考えます。

では、
Ⅰ.なぜ複雑な問題が発生してしまうのか?
Ⅱ.なぜ簡単に解決しないのか?
Ⅲ.なぜ今までの問題解決のノウハウがあまり活かせず、毎回異なる対応をしないと問題が解決しないのか?

と考えてみます。

Ⅰ.なぜ複雑な問題が発生してしまうのか?

人が関連して仕事を行っている状態は、いろんな種類の風車が、自分の思うように回っているイメージで考えてみましょう。風車は自分の意思で、自分のスピードで、自分が向きたい方向を見て回っています。それが自分の個性に合っていて心地よいからです。

時々、風車を売る露店のおじさんが来て「お客さんが見て、みんな同じ方向で同じスピードで回っていれば、きれいに見えるからそうしなさい」と指導をします。風車たちは言われたときは「はーい」と言って逆らわずその時は従いますが、結局自分の心地よい回り方で回ることに戻ってしまいます。

いくつかの風車が売れるとおじさんが新しい風車を持ってきて空いているところに備え付けます。新しい風車は、今まで他の風車がどんな空気感で回っていたのか知らないので、びゅんびゅん勢いよく回って風を作り、あちこちに向けて影響を及ぼします。ひょっとしたらおじさんから言われて、見栄えのいい回り方をアドバイス受けているのかも知れませんね。
新人の風車が起こした風の影響で、古株の風車たちに回り方にも影響が出始めました。周りの風車が同じ方向に同じスピードで回り始めました。それを見ていた、おじさんはしめしめとほくそ笑んでいます。やっぱり雰囲気を変えたかったら新しい風車を入れるのが一番効果的だと思っているのでしょう。

翌日おじさんが風車たちを見ると、何と今までと同じように、各々が心地よい回り方をしていて、元の姿にもどってしまっていました。

その理由は三つあります。

1) 複雑な風の影響を考慮していなかった

個々の風車がそれぞれの方向に強弱をつけて風を発生させていた結果が現状の姿で、なぜそうなっているのか、誰も分からない複雑な状況の積み重なりの結果です。おじさんが見ていてもどこから手を付けていいのか、どこをどうしたら、どういうように変わるのか分からないでしょうね。

組織の人間関係も同じです。AさんとBさんの問題は表面的にはそう見えていても、見えないところでは他の人も交じって複雑に絡み合っているものです。もっと言うと、たまたまAさんとBさんの問題が見える化されただけで、他の問題もいつどこで発生するのかは本人たちも、誰も分からないという現状だということを認識したうえで、問題への対処をスタートしたほうがいいでしょうね。

AとBの風車の回り方が他と比べておかしいということで、AとBの位置を変えたとしても、他からの風の影響が大きく変わるわけではないので、他の風車の回り方が他と比べておかしいという問題が発生するかも知れません。

単純にAさんかBさんのどちらかを、別の部署に移すということでは解決しない可能性がありますね。

2) 習慣的な防御反応

個々の風車は自分のいいように回っているのですから、そこの強い風を一方向に発生させる新しく勢いのある風車が入ってくれば、今までの風車にとっては、いい迷惑と感じるでしょう。
なので、今までいた古株の風車が無意識に元の回り方に戻れるように少しだけ意志を働かせると、少しの意志が積み重なって、大きな逆風となり、新しい風車も抵抗できずにそのうち他の風車と同じように、自分の心地よい回り方を身に付けて、しまったということが起こったのでしょう。

3) 受け身、他責の考え方

そもそも風車は自分では動くことができません。
他の風車が回って風を起こし、その風を利用して自分が動き、そして相手を動かすということが起こっていたとしたら、おじさんが大きな風車に対して「そんな回り方をするんじゃない」と指導しても、大きな風車は「だって私が風を起こしているのではないですもん」というように、他人事として反論するかも知れません。

「一人でも自分が動いて風を起こす」と自分事として考えて行動する風車が現れたら、この組織は大分かわってくるのでしょうね。

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