コミュニケーション

製造業リーダー達との懇談会 PDCAのD

組織開発の関与先である製造業のリーダー達との懇談会を先日実施しました。目的は、組織のトップと中間の役職者のコミュニケーションが十分にとれておらず、その反動で職場がギスギスしているからです。組織の上層部の人間関係が職場全体の人間関係の悪化につながり、その結果が担当社員の精神面での長期離脱もしくは短期での離職につながっています。そのようなことが長期間続くと、いつでも人の入れ替えがあり仕事が安定せず、更に人間関係の悪化につながるという、まさにダニエル・キム教授の説による成功循環モデルのバッドモデルを絵に書いたような状態です。

詳細は、前回の記事をご覧ください。

ここで 懇談会を進めるにあたっての DCAのがどうだったかを振り返ってみます。

★懇談会 PDCA のP

【懇談会の目的】

・同じ悩みを持った人が集まり、今の自分の悩みや問題を話す場にする

・自己理解を深める、肯定感を高める場にする

【進める側の私たちの注意点】

・ポジティブさを強調しない

・結論を急がない、結論を求めない

【懇談会のグランドルール】

・懇談会で出た話しは、参加者みんな他では話さない

・他の人の話を否定しない

・途中で話しやすくするため、立ち止まるための振り返りをする

進行側の意図が間違って伝わらないように、紙に書いて一人一人に説明して渡しました。


★懇談会 PDCA の

その結果話してくれたことをまとめると下記になります。ちなみに心理的安全性が確保された懇談会をめざしているので、進行側のポイントは「何を話してもらうか」ではなく「どう話してもらうか」を重要視します。

詳細は別記事 心理的安全性と組織開発 をご覧下さい。

・こちらが危惧していたよりもリラックスして話してくれた

これは話す人達にもよるけれど、進行側の雰囲気とその場の作り方に左右されました。

午前と午後2回行ったのですが、午前の懇談会は話してくれた内容はそれなりにしっかりとした内容だったが、それを話している人たちはどこまで本音で語っているのか疑問が残ったので、すぐその場で午後の懇談会に向けて、修正を加えました。

進行役がもっと気軽に話そう。

座る位置をあらかじめこちらで指定して、問い詰めるような座り方にならないようにしよう。

最初に近い将来組織のトップとの面談が予定されていることを伝えて、そのうえで私たちがサポートするから今日集まってもらったことまで伝えることにしました。

午後の懇談会は、最初から本音トーク炸裂で、何を話してくれたかはここでは書けませんが、どう話してくれたかは、いつもの愚痴の延長だったかも知れませんが、役職者に成りたての若者がベテランの役職者に、ズバリと思っていることを言っていたので、雰囲気は良くなりました。

・いつもの思考にとらわれた愚痴から一歩抜け出すことが出来なかった

人の思い込みを崩すこと(マインドセット)は難しいですし時間が掛かります。分かってはいますが、それを無理に外側からの意志で行おうとすると更に強い拒否反応を示します。懇談会の目的から、今回はそこまでには至りませんでした。

★次回に向けて

懇談会は何回も繰り返していくことで、話の中身が濃くなり参加している人の意識の共有が図れます。次回に向けては、もう少し突っ込んだ話をしてもらおうと考えています。それは初回の会話で人間関係をお互いに作ることが出来たことと、社員同士で職場の問題について話をすることに慣れたかなと思っています。

もしここに組織のトップがいるとして、思っていることを話してみましょう

まで持っていこうと考えています。
その理由は、対象となる人に愚痴を言っていても話が進まないし、自分の思っている真意が伝わらないからです。前回の懇談会で、参加した皆さんは職場のことを深く考えていたし、中には「それは伝えたほうがいいのでは」と思う内容もあったけれど、人間関係が悪化していることで言っていないというもったいない状態だったからです。

さあ、次はどうなっていくのでしょうか。
どう話してもらうか、に注力して臨もうと思います。

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