ビジネスにおけるコーチとコンサルタントの違い

コーチという名称があります。スポーツのコーチとかコーチングというカテゴリーで
頭に浮かぶ人たちでしょう。
では、コーチって定義があるのかどうか、調べてみました。

他の方の定義がどうかはさておき、私なりにピンときたことを書き残します。

ビジネスにおけるコーチとは
・理念やビジョンを明確化するサポート役
・情報を、見える化して意思決定のサポート役

一言でいうと、「社外の信頼できるパートナー」ですね。
もう少し分かりやすくするために他の言葉との比較でみてみましょう。

コンサルタントとの違いは…
・コンサルタントは、自らの経験や知識で培ってきたものを相手に教える
コーチは、相手に質問をして自ら考えて答えを導き出す引き出す

コーチは、教えるよりも相手に考えてもらうため結論が出るまでに
コンサルタントに比べて時間はかかるが、方向性が見えるまでに
ずっと自分で考えるので、結論が決まるのが早い、そして行動は早い。

というメリットがあります。

相手によっては、お金を払って専門家に来てもらっているんだから
質問ばかりしないで、教えてください、といわれることがあります。

そういった場合は、自分の考えや経験、もしくは他でのケースなどを
問題の無い範囲で伝えますが、相手が腑に落ちなかったり
不承不承な面持ちで、こちらから見ていると全然納得していないことが
よく分かります。

早く結論を出したいから教えてほしい、という欲求がある反面、
自分の考えを否定するような事実や現状を伝えられると
その話し自体を受け入れられない、という人間の心理
そのような表情をさせてしまうのだろうな、とみています。

コンサルタントとコーチ、どちらがいいのかではなく
必要に応じて使い分けるのがいいのでしょうね。

正直に言うと、私はコンサルタントとして自分の経験や考えを伝えたいと
思って行動してきましたが、これからはコーチとして、相手の考えを
引き出していくことができる存在でありたいと考えています。

そうなった理由は、相手が考えて結論を出した時の目の輝きが
人に教えてもらった時とは異なるからです。

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