サービス業での新入社員フォロー研修
もくじ
社会人1年目の成長過程
あるサービス業の新入社員フォロー研修を行った際の出来事。
この企業では、入社後10ケ月経過した冬にフォロー研修を行う。その理由は、3ケ月後に入ってくる新入社員を迎える心構えをつけてもらうためでもあるからだ。
今までのことを振り返り、自分の良いところを伸ばしてあげ、そして先輩としての自覚と自信を持って、これからも接客をしていってほしい、との思いだ。
「正月は、31日まで仕事をして、1日だけ休んで、2日からまた仕事だった。」
学生時代ではありえないことに直面して、自分の気持ちをどのように乗り越えていくのか、彼ら彼女たちの思いを聞くことができた。
新入社員を迎える先輩としてのメッセージ
新入社員に教えていく教育用の指導資料を作成し、最後に新入社員への手紙を書いてもらった。毎年、このタイミングで書いてもらっている。
1年経つと、人間はこうも成長するのかと思うほど育っている。しかし、やはりまだ”あどけなさ”は消えていない。
そんな彼ら彼女たちに、1年前の自分へあてた思いを来年度の新入社員に読ませるために、自筆で書かせた。
そして、今年から更なる新しい試みをしてみた。いつもは手紙だけで思いを伝えるのだが、今回はビデオレターに。
私の考えに、反発するかなと思ったのだが、意外とすんなりと受け入れてくれた。
思いが通じたのかどうか? 結果はとても素直な子たちに感謝だ。
まじめに語る人あり、自分の辛い思いでを語る人あり、一緒に勉強していこう!と呼びかける人あり。
7人7様の、感動的なビデオ撮影ができた。
面白かった。このような出来事に出会えるのがこの仕事の醍醐味だ。