相談と面談の違い
1on1と従来の面談との違い
昨今、1 on 1という仕組みを、組織を活性化させる施策として取り組み始めた企業が多いと聞いています。人材開発については、情報が集中して、多様な人材を戦略として取り入れる企業が先端を行っているのではないでしょうか。
1 on 1とは、今までの言葉にすると1対1の「面談」という言葉に直すと分かりやすいですね。面談がイメージするものは、例えば評価を伝えるときの面談のように、仕事をベースにしたものです。
1 on 1と従来の面談との違いは、仕事中に、仕事場で、上司が部下のために時間を取り、部下のあらゆる話を親身になって聴くということになります。もちろんプライベートの話でもOKです。
繰り返しますが、仕事時間中に、仕事場で、です。
昔でいうと、仕事が終わった後、行きつけの店で上司が部下に説教をしたり、部下をなだめたりということに近いのではと思います。そのような部下と上司との関係性の構築が、時間外に取りにくくなってきた今、その効用を活かそうということで仕事時間中に、職場で行うことになったのではと推測します。
相談と面談、それぞれの使い方
では、本題に入りますね。
Aさんが話す人、Bさんが聞く人 とします。
相談とは、BさんがBさんとしての知識や経験や考え方を通して、
Aさんの話しを聞く。
それに対してBさんの意見やアドバイスをすること。
相談したい側(Aさん)が、ある程度自分の考えがまとまっていて、他の人の意見も参考に聞いてみたい場合に有効です。
面談とは、Bさんが、Aさんの気持ちや状況をできるだけ理解して
Aさんに近づき、Aさんとして応えること。
相談したい側(Aさん)が、どうしたらいいのか分からず混乱している場合でまだ、他人からのアドバイスを受け入れる心の余裕がない場合に有効です。
相談や面談は一般に使われている手法ですが、時と場合に合わせて使い分けられると、効果的ですね。