サービス業向け新入社員研修
以前行った、サービス業での新入社員研修の紹介です。
今年、2020年は新型コロナの影響で新入社員研修が流れてしまった、もしくはオンライン研修やらe-ラーニングとかで迎え入れられた新入社員が多いでしょう。大変ですね。長い社会人生活の中で、徐々に取り戻していってもらえると信じていますから、頑張りましょうね。
仮配属前の研修という位置づけ
さて、私が担当させて頂いた企業は、基本的には自社で社員研修のプログラムを組んでいて、その一部を私が受け持たせてもらっています。
そのうち、4月の中旬くらいから、5月に掛けて新入社員研修の一部を私が担当しています。約半年間を掛けて新入社員の育成期間に充てているのです。
この時期にはもう既に現場に仮配属されていて、仕事には接しているので、仕事とは、とか、組織とは、という話は、だいたいイメージできるようです。なんでかんで、4月すぐに外部講師に依頼せずに少し仕事を体験させてから、専門性のある研修を講師に依頼するのも、ありかもですね。
人に教えることで学ぶ
さて、私の担当プログラム箇所は、新入社員にも、人に教えるということを体験させようという試みを入れてあります。それは、この企業の特色として勉強会などを独自に開催して自分たちで、高め合っていこうという気風があるからです。
実際に、新入社員同士が教え合うプログラムの部分を紹介しましょう。
いわゆるビジネスマナーの基本を、新入社員同士が交代で講師役になり、他の新入社員に教えていく
という内容です。
人に教えるのはそこそこの経験が必要なので大丈夫なか、と思ったのですが、1人1人結構工夫して立派に教えていく姿に感動を覚えました。
実践編1(あいさつ)
あいさつの大切さ、を講義しています
あいさつ、を「あ」「い」「さ」「つ」でそれぞれ語っています
実践編2(お辞儀)
お辞儀を、男子社員をモデルにして説明しています
一番感動したのは、お辞儀の実演でした。謝罪の時、45度でという一般的なスタイルですが自分で心をこめてやってみましょう、という流れで、
ある社員が、なんと 90度 で謝罪のお辞儀をしたのです!
本人はそれほど意識をしておらず、「えっ?私は45度のつもりだったのですが…」と言っていました。
お辞儀ひとつとっても、心がこもれば行動に表れるという、大変いい見本でした。
新入社員に感謝ですね!!