オンライン研修の種類

もくじ

オンラインでの研修が増加傾向

最近オンライン研修の問い合わせが多くなりました。

コロナ禍なので当然なのですが、今年の春はしばらく様子見で、暑くなればコロナ禍が通りすぎるだろう、と思っていたような気がします。私自身も希望的観測でそう思っていたかもしれません。先見の明がある方々からは、以前の姿には戻らないだろう。コロナ禍は半年とかその程度では収まらないだろう。今からウィズコロナを考えていかないと、と言われていましたが自分事にはなっていなかったかも、です。

自分のプライベートなことで恐縮ですが、6月20日に還暦を迎えまして、それまでは従来の研修などの仕事が詰まっていて、それをこなすことに必死だったのですが、人生の切れ目で見事に従来の仕事が激減しました。そして、今まで私にアドバイスをしてくださっていたことが自分の身に降りかかり、この1ケ月で遅ればせながらこれからの仕事のあり方を考えてきました。その一つがオンライン研修で、具体的な方法を考えて準備をしていこうと思っていました。

そうしたところ、ここ数日でオンライン研修の問い合わせや相談が数件頂くことが出来ました。本当にありがたいことです。企業の人材育成を担当されている方々とは、それほど頻繁にやり取りしているわけでもありませんが、「このコロナ禍では、きっと今までの研修方法ではままならず困っているだろうなあ」と共感性を働かせていたら、思っていた通りだったことが嬉しかったです。人が困っていることが嬉しいとは失礼なことですね、申し訳ありません。

オンライン研修 いろいろなやり方 

オンライン研修は私にとってもチャレンジの世界なので、どのようにして作り上げていくかワクワクしてきてしまうのですが、このサイトでできるだけオープンに情報を公開していければと考えています。うまくいくこともあるし、失敗もあるでしょう。普段私が関わっている人たちには、失敗から学びましょう。それが学習ですよ、と伝えているので自分たちも学習をしていきますね。

オンライン研修には3種類あります。

① 1対1 – テレワークタイプ

講師と受講者の双方が、全員自宅など異なる場所から一人で参加する

受講者がテレワークの場合に有効です。

講師と受講者が1対1で接することができ、かつ受講者同士もお互いに話をすることができるので学習効果は高いです。しかし、製造業など基本全員が出社して仕事をしている場合は、同じ会社内で、全員が別の場所から参加するので、人数分のWebカメラ付きのパソコンが必要なのと、人数分の独立した部屋が必要になり、このタイプの設定が難しいです。

② 1対多数 – 1拠点タイプ

受講者は会社の会議室など1カ所に集合しており、講師のみがリモートで登壇する

今、問い合わせを受けているオンライン研修がこのタイプです。

従来の集合研修がベースで、講師のみ外からオンラインで参加します。コロナ禍で、社外の人間が会社内に入ることに制限が掛かっているので、代替え措置としてこのタイプを想定されています。

メリットとしては社内の案内が従来とほとんど同じで、何日何時に〇〇会議室に集合してください、で研修がスタートできます。設備も今まであったテレビ会議システムを利用すれば、ある程度可能です。テレビのサイズやスピーカー、マイクなどが、テレビ会議とは異なり、大人数用のものに替えないといけないでしょう。

デメリットとしては、受講者への学習効果が、実際の研修よりもかなり低くなることです。受講者が大勢でテレビを見ている感じなので、臨場感がなく集中力も続きません。講師側も、相手の反応が良く分からず、一方的に進めてしまうことになります。

③ 1対多数 – 複数拠点タイプ

受講者が地域ごとや部署ごとなど、数拠点にわかれている

これは②の1対多数タイプに拠点を増設したやり方になるので、メリット、デメリットが増幅されます。

メリットに関しては、従来各拠点の社員を1ケ所の研修会場に集めなければならなかったのが、それぞれの拠点から移動しなくてもいいので、導入としては運営側も受講する側も楽になります。今まで以上に簡単に学習の機会を得ることができると言えるでしょう。私も東京に行かずに、自宅でzoomによる素晴らしいセミナーに参加させてもらっているので、これからの時代にあっているかも知れませんね。

デメリットとしては、講師が複数の画面の向こうにいる受講者の様子を見ながら進めるので、従来の設備を利用するだけでは集中力の散漫につながるでしょう。デメリットを補うためには、各拠点同士が顔を見ることができ、お互いが会話できるようにすればいいでしょう。テレビ会議になれている方であれば大丈夫でしょうけれど、慣れていない人は、ほとんど発言のチャンスを得ることが出来ないということが起こりそうです。各拠点の受講者の中に、進行役+まとめ役を務めてくれる人がいれば、心配は減りますね。

https://omotenashi.fun/business/remote-training/(参考hp)

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